デコルテのニキビの原因・対策・予防法は?

デコルテ ニキビ 原因 サムネイル ニキビ 原因

あなたは、デコルテの肌に自信がありますか?デコルテといわれるのは、首から胸元までの範囲のことです。鎖骨があるのもこのデコルテの部位ですね。

デコルテの肌がきれいだと、ネックレスなどが映えるのでとても華やかな印象になります。胸元に清潔感があるとドレスアップした時などにもとても好印象ですよね。

また、普段の服装でもシャツの襟もとの肌がきれいだと、ゴージャスな雰囲気を演出することができます。

デコルテのニキビの原因は?

デコルテのニキビ

デコルテに肌トラブルがあると洋服などで、隠してしまう人も多いでしょう。すると、デコルテのある体の中心部は皮脂腺が多いので、ニキビができやすくなるという悪循環に。実は胸元は顔よりも皮膚が薄いため、ちょっとした刺激で肌のバランスが崩れることもあります。

気づいたときにはもうデコルテにニキビが出来てしまい、対策の遅れでニキビ跡が残ってしまうことも多々あります。そうなってしまうと鏡を見るたびに気になってテンションが下がってしまいますよね。

誰だってお肌の悩みを増やしたくないですし、できればデコルテのニキビで悩みたくないです。そのために、デコルテのニキビの大きな原因とされている2つの理由を紹介します。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れ

1つ目は女性ホルモンのバランス関係で、ニキビができてしまうという点です。

特に女性は生理前と後で肌荒れのしやすさが顕著なので、今のあなたのホルモンバランスがどうなっているかをふまえた上での肌の手入れが必要です。

女性ホルモンは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄対ホルモン)」の2種類あります。

  • エストロゲン…美肌作用があって、分泌量が増えるとお肌の調子がよくなる。
    プロゲステロン…肌の皮脂分泌を促す作用がある。

この2つのホルモンは常に変動していますが、生理前にはプロゲステロンが増加し、皮脂分泌が活発になります。その結果、毛穴がつまりやすくなり、ニキビができやすいという肌トラブルが起きる傾向が。

毛穴の詰まり

そして生理中は、どちらの女性ホルモンも分泌が減少します。それゆえに肌のバリア機能が低下し、肌の状態が不安定になることを理解しておきましょう。エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンのバランスが、ニキビの原因を作っている可能性があることが分かりましたね。

これからはあなたの生理周期に合わせて、肌のゆらぎをキャッチして対策することが重要ですよ。

洗髪時に残ったシャンプーやトリートメント

トリートメントの洗い残し

デコルテのニキビの原因として考えられる2つめが、シャンプーやトリートメントの扱い方です。

あなたは毎日の洗髪のときに気を付けてシャンプーやトリートメントをしっかり流していますか?シャンプーやトリートメントの成分が髪には良くても、体にその成分が残ってしまうとニキビや吹き出物の原因になるのです。

自分ではシャンプーなどの泡をキレイに流していると思っていても、きちんと流れてない可能性だってありますよ。特にデコルテのニキビに悩んでいる方は、お風呂での体の洗い方の順番も見直してみてください。

シャンプーのやり方

  1. 髪から洗い、トリートメントをした後にシャワーでしっかり流します。
  2. 体をせっけんやボディーソープで洗います。この順番だと体に残っているシャンプーやトリートメントの成分の残りがないかをダブルチェックで流すことができます。

洗浄力が強いせっけんやボディソープを使っている人は注意してください。洗浄力が強すぎると肌のバリア機能まで落としてしまうからです。

デコルテの肌を清潔に保つためには、シャンプーやトリートメントをしっかり流すことがポイントです。髪の長さや量によっても、使う量が違うと思うので、気を付けてしっかり洗い流すようにしてくださいね。

ニキビだと思っていたものが実は「毛のう炎」!?

毛のう炎で悩む

あなたがニキビと思っている赤いポツポツした湿疹は、実はニキビではなく違う皮膚疾患の可能性があります。「毛のう炎」という名前を聞いたことがありますか? 

毛のう炎とは、肌に赤みのあるぶつぶつができたり、毛穴に白や黄色がかった膿ができて盛り上がってしまう症状です。原因は、肌の皮脂過多や高温多湿の環境があげられます。皮脂の多い顔や胸、デコルテや背中、頭などにできる傾向が。

さらに洋服との摩擦でおきる蒸れやすい首元のうなじや、下着で蒸れてしまう胸元にもできやすいんです。

毛のう炎とニキビの違い

ニキビと毛のう炎の違い

毛のう炎とニキビでは原因となる菌が違います。

ニキビの原因はアクネ菌による感染症で、肌にたくさんある毛穴の一部の皮脂腺の異常分泌がニキビを増やす原因になることを覚えておきましょう

ニキビは下記のような流れで発生します。

  1. 皮脂腺の異常(皮脂の過剰分泌)
  2. 皮脂をエサとするアクネ菌が増殖
  3. 毛穴がつまり炎症を起こす
  4. ニキビになる

異常な皮脂腺を無くすことが、ニキビを繰り返さないきれいな肌に近づけるポイントということですね。

ニキビ画像

毛のう炎の症状はニキビと似ていますが、原因は表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌である点がニキビと異なります。原因が毛穴の中にある毛包内に入り込むことで炎症を起こします。

菌がなぜ毛穴にある毛包内に入ってしまうのでしょうか。

  • ・肌の乾燥
    ・ステロイド剤やステロイド外用薬の副作用

一つずつ説明していきますね。

毛のう炎の原因①:肌の乾燥

肌の乾燥や、産毛の処理などのカミソリ負けで目には見えない小さな傷ができると、肌のバリア機能が低下しそこに菌が入り込みます。また、アトピー性皮膚炎の人は毛のう炎を発症しやすいといわれています。

毛のう炎の原因②ステロイド剤やステロイド外用薬の副作用

steroid drug

ステロイド剤の影響/ステロイド外用薬の副作用の1つとして毛のう炎ができることも。強力な効果がある事で知られるステロイド剤ですが、毛のう炎のような感染症を誘発するリスクもあります。

ステロイド剤を使っていて毛のう炎で悩んでいる人は、肌質や症状に合わせた種類があるため、主治医と相談した上で使用しましょう。

ニキビと毛のう炎では、原因となる菌が違う事がわかりましたね。見た目の違いを説明しましたが、自分だけの思い込みや判断で決めつけることは危険です。症状が悪化するのを心配するのであれば、早めに皮膚科や美容皮膚科にいきましょう。

毛のう炎を放置するとどうなる?

毛のう炎を放置したらどうなる

症状が軽い場合、皮膚を清潔にし、保湿ケアを続けると1週間くらいで治ることがほとんどです。しかし、忙しい毎日の中で毛のう炎が肌に出来てしまった場合、対策をせずに様子を見てやり過ごすこともあると思います。

毛のう炎を放置すると、毛穴の膿がしこりのようになり、痛みが出てくることがあります。中には患部に熱をもち、周りの毛穴に広がる場合があります。さらに、炎症がひどくなると肌に色素沈着してしまう可能性も。

色素沈着

毛のう炎が治った後も肌荒れの跡が残ると思うと恐ろしいですよね。そこで、経過を見ながら「治りが遅い」「対策をしているのに膿が硬くなった」「患部に熱を持っている」と感じたら、皮膚科や美容クリニックに連絡して、処置をうけることを勧めます。

胸のニキビをきれいに治すためにはどうしたらいい?

疑問

ニキビはあなたが気を付けていても、出来てしまう時があります。特に胸元の見える位置にニキビができてしまうと気分は最悪ですよね。デコルテが出ているデザインの服を着たくても、人の視線がニキビに向かないか気になる人も多いと思います。

また、お気に入りのネックレスを付けようとしても「胸元のニキビが気になるから付けるのをやめた」という経験はないですか?ニキビのせいで自分がしたいファッションが出来なくなるのはとても残念ですよね。胸のニキビを綺麗に治すためには、日常的なセルフケアが大切ですよ。

fashion

ニキビの状態によりますが「絶対にニキビ跡を残したくない」という人は早めに美容皮膚科に相談してください。なぜ胸元にニキビが出来るかというと、ニキビは発汗量が多いところでできる傾向があるからです。

顔や額などの汗はハンカチやタオルでこまめに拭く人も多いですが、胸元はそういう訳にはいかないですよね。また、服や下着がある程度汗をすってくれるので汗をかいていると気づかない事もあり、そのまま汗や皮脂の汚れが放置されやすい傾向があります。

できてしまった胸元のニキビをきれいに治すために、またニキビを繰り返さないために有効なアクションを5つ提案しますね。

忘れずに保湿をする

skin care

デコルテの肌が乾燥している場合は、保湿クリームを心掛けましょう。肌に優しい低刺激で、保湿効果が高いスキンケアアイテムで保湿ケアするのがおすすめです。

反対に自分のデコルテの保湿しすぎてないか、量を使いすぎてないかも必ずチェックしてください。ケア用品による皮脂過多が原因になっている場合もあるからです。

もしニキビに発展しそうなポツポツを見つけたら、殺菌作用のあるニキビ薬を塗るようにします。炎症タイプのニキビができてしまったときは抗炎症作用のあるニキビ薬を塗ると良いでしょう。

衣服や寝具を清潔に保つ

clean the clothes

肌に直接触れる衣服や、毎日使う寝具を清潔に保つことも大切です。衣服、特にインナーや下着は清潔かどうかを確認してください。通気性が悪いインナーは熱がこもりやすくニキビにも発展しやすいですよ。

汗をかいたら、新しいものに変えることも重要です。あなたが汗をかいてないと思っても、皮脂が出ていることが多いので気を付けてくださいね。

もしニキビの原因が洋服や下着の刺激が疑わしい場合、素材を変えてみましょう。下着はチクチクしない自然素材のコットンやシルクがおすすめです。

衣類を清潔に

それでもなぜだか肌の調子が悪い時は、シーツやパジャマなどの素材を見直した方が良い場合もあります。シーツや寝るときのパジャマはこまめに洗濯していますか?季節にあった寝具選びをしているかを見直してみましょう。

具体的には通気性の良い素材を選んだり、寝汗対策をしっかりすることもおすすめですよ。

美容皮膚科での治療を受ける

consultation

美容皮膚科では、胸のニキビにも通常のニキビ治療と同じ方法を行います。炎症のないニキビには、専用の器具でアクネ菌を破壊し、皮脂の分泌を抑えてニキビ症状の進行を防ぐ治療があります。

またケミカルピーリングで肌の汚れを除去し、より効果的にニキビが治りやすくなる施術もおすすめです。

 

抗菌薬

もし、あなたのニキビに炎症が起きているのであれば、炎症のない時の治療に加えニキビ菌の増殖を防ぐために抗菌薬を使用します。抗菌薬は塗り薬を使うことが多いですが、必要な場合は飲み薬を使う場合もありますよ。

さらにニキビの症状に応じて、毛穴の閉塞(へいそく)を除去する薬や、肌のアクネ菌の増殖を抑える薬、ニキビの炎症を抑える薬など、さまざまな治療薬が開発されています。

美容皮膚科の医師はニキビ治療のスペシャリストなので、あなたの肌質に合う治療や施術をしてくれますよ。もしすぐに効果が出なくても、先生の指導に従ってあきらめずに治療を続けていくことが大切です。

紫外線対策をする

季節によって紫外線の量は違いますが、デコルテが出る服を着て外出する場合には日焼け止めを塗る事をおすすめします。ニキビは紫外線の刺激を受けると悪化したり、新しくできてしまったりすることがあるからです。

そのため、ニキビへの影響を最小限にする日焼け止めを選ぶために肌への負担が少ないものを選ぶことが重要です。特にニキビ肌の方は、パッケージに記載されている成分にも目を通してください。余計な成分が入っているとニキビが悪化する原因となります。

日焼け止めの選び方については最後の方にまとめて記載していますよ。

強い刺激を避ける

マッサージ

デコルテのリンパを流すためにお風呂あがりにマッサージをする人も多いと思います。デコルテへのマッサージは、リンパの流れを改善することで得られるメリットが多いです。

例えば顔のむくみやくすみを解消し、小顔効果が期待できるなど良い効果がいろいろあります。

しかし、マッサージをするときに肌への負担となる摩擦をしすぎてませんか?無理にお肌を引っ張り、強くこすってしまうと摩擦が生じて、肌にとって逆効果になってしまいます。

スキンケアアイテムや、マッサージ用のボディケアアイテムなどを使用して、やさしくマッサージしましょう。正しく優しくマッサージする事は、肌の代謝を促し、ニキビなどの肌トラブルに強い肌になります。

ニキビができてしまわないように、清潔を心掛けて日頃のスキンケアから気を付けていきましょう。

よくある質問

よくある質問

最後にデコルテのニキビに関して、みんなが疑問に思っている質問をまとめてみました。参考にしてみてくださいね。  

Q1 日焼け止めはどんなものをつかうのがいいの?

刺激はニキビを悪化させる原因となるので、スルスルと塗り広げられる柔らかいテクスチャーの日焼け止めがおすすめです。中でも、ジェルタイプは油分が少なくさらっと塗れるのでニキビ肌の方でも使いやすいですよ。

油分はニキビを悪化させやすいため、「ノンコメドジェニックテスト済み」や「オイルフリー」の日焼け止めもおすすめです。

Q2 ネックレスなどのアクセサリーはやめたほうがいい?

ネックレスなどアクセサリーによる刺激は肌にダメージを与えてしまうことがあります。刺激により、肌の正常なターンオーバーのサイクルを乱すと、ニキビのできやすい敏感肌になる原因になります。

あなたの肌の状態が良くないときは、しばらく付けるのを控えた方が良いかもしれません。

Q3 ニキビが跡にならないか心配…

デコルテのニキビを触ったりつぶしたりすると、化のうしてニキビ跡を残す原因にもなります。体を洗う時や保湿などのスキンケアと薬を塗る時以外は、ニキビに触れないようにしましょう。

またニキビ跡が心配ならば、美容皮膚科の先生に状態を診てもらい、早めに相談することをおすすめします。

Q4 ニキビができやすい季節はある?

ニキビができやすい季節は人それぞれで、肌質や体質によって異なります。

花粉症やアレルギー体質の人は春にニキビができやすいです。また、生活環境や人間関係が変わることも多いので、ストレスを感じてニキビになるというパターンも。

オイリー肌の人は皮脂量が増えてしまう夏に注意が必要です。特に太陽の紫外線を浴びやすい外出の多い仕事や、日常的にスポーツをしている人は気を付けてください。

秋になると気温や湿度が変わるので、温度などの外的環境に敏感な人は肌トラブルが出てきます。冬は乾燥肌の人は特にニキビができやすくなったり、悪化しやすくなる傾向がみられます。

Q5 ニキビを治すにはどれくらいの時間がかかる?

治るまでの期間は、ニキビの状態や治療への取り組みによって人それぞれです。必ずこのくらいで治ると断定はできません。

ですが、一般的な軽いニキビでは、約7日~10日で治るものもあります。しかし、状態が良くないニキビだと治療を始めて2~3ヵ月経過した頃から、効果が出てくる場合もあります。

まとめ

デコルテのニキビの原因と、対策方法はいかがだったでしょうか?きれいなデコルテを目指して、日頃からあなたの肌に合ったニキビ対策をしていきましょう。

また、ニキビができてしまってからも焦らずに正しい処置をしてくださいね。デコルテを出すファッションを積極的に取り入れて、あなたの魅力を最大限にだしていきましょう!

ニキビ 原因
ニキビ内服治療の美肌ソルスキンクリニック【公式】

コメント

タイトルとURLをコピーしました