ニキビ・ニキビ跡にはオロナインは効くの?

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オロナイン軟膏はニキビ・ニキビ跡に効果ある?

疑問を持つ人

オロナイン軟膏の成分にはクロルヘキシジングルコン酸塩と呼ばれる消毒液が含まれています。

クロルヘキシジングルコン酸塩はニキビの原因となるアクネ菌に対する殺菌作用を持っているため、ニキビの改善に効果が。

ただし、ニキビ跡にはほとんど効果がないようです。

消毒液は高水準、中水準、低水準の3つに分類されますが、クロルヘキシジングルコン酸塩は低水準に分類されます。

高水準 グルタラール(ステリゾール)、フタラール(ディスオーパ)、過酢酸(アセサイドなど)
中水準 次亜塩素酸ナトリウム(ピュリファンなど)、ポビドンヨード、アルコール
低水準 クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム等

オロナイン軟膏の効果のある症状一覧

大塚製薬の公式サイトにはこのような症状に効果・効能があると記載されていました。

  • ・ニキビ
    ・吹き出物
    ・はたけ
    ・やけど(軽いもの)
    ・ひび
    ・しもやけ
    ・あかぎれ
    ・キズ
    ・水虫(じゅくじゅくしていないもの)
    ・たむし
    ・いんきん
    ・しらくも

オロナイン軟膏の使い方

オロナイン軟膏の使い方

出典:Amazon

ニキビなどの症状があるところにガーゼや脱脂綿等に夜伏して使用してください。または清潔な手指にて直接塗るようにしましょう。

べたつきが気になる場合はタオルやガーゼ等で拭きとるといいでしょう。

オロナイン軟膏を使う際の注意点

アレルギーのある方は使用しない

オロナイン軟膏の添付文書には下記のように記載されています。

本剤又は本剤の成分,クロルヘキシジンによりアレルギー症状を起こしたことがある人。

また、「湿疹(ただれ、かぶれ)」「化粧下」「虫刺され」にも使用してはいけません。これらのことを守らないと、症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなってしまいます。

ニキビを悪化させる恐れもある

オロナイン軟膏でニキビが悪化する場合もある

クロルヘキシジングルコン酸塩は低水準に分類されますが、消毒液のため、どうしても肌への刺激があります。そのため、それが刺激になってニキビを悪化させてしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、油分を含んだクリームだという点もニキビを悪化させる可能性も0ではありません。軽度ニキビに試すのはいいと思いますが、赤みなどを感じることがあれば使用を中止してくださいね。

ニキビ・ニキビ跡に効く市販薬を選ぶポイントは?

赤くはれたニキビ グリチルレチンやアラントインなどの炎症を抑える成分が配合されている製品
黄色く膿んでいるニキビ 抗生物質や抗炎症成分が配合された製品
白いぼつぼつニキビ イソプロピルメチルフェノールやレゾルシンなどの殺菌成分が配合された製品

白いぽつぽつニキビにおすすめの市販薬を選ぶポイント

  • ・イソプロピルメチルフェノール
    ・レゾルシン
    ・クロルヘキシジン など

白いぽつぽつとしたニキビは毛穴に汚れや皮脂などが詰まって皮脂が溜まってしまう初期のニキビです。

上記の成分がこの白ニキビを改善してくれるので、これらの成分が配合されているお薬を選ぶようにしましょう。

赤くはれたニキビにおすすめの市販薬を選ぶポイント

  • ・アラントイン
    ・イブプロフェンピコノール
    ・グリチルリチン酸 など

赤くはれたニキビはその名の通り赤ニキビ(紅色丘疹)と呼ばれ、アクネ菌が毛穴の中の皮脂を栄養として繁殖してニキビが炎症を起こした状態のこと。

上記がニキビの炎症を抑えて赤みや腫れを改善していってくれるので、これらの成分が配合されたお薬を選ぶようにしましょう。

黄色く膿んでいるニキビにおすすめの市販薬を選ぶポイント

  • ・オキシテトラサイクリン
    ・ステロイド など

黄ニキビとは黄色い膿みをもったニキビのことで赤ニキビから進行してしまうと、この黄ニキビと呼ばれるものになります。

黄ニキビは上記のような成分が配合されたお薬を使うことで症状の改善期待できるでしょう。

種類別!なかなか治らないニキビ・ニキビ跡には美容皮膚科の薬がおすすめ!

ニキビの種類
白ニキビ
(閉鎖面皰)
・アダパレン(ディフェリンゲル)
・過酸化ベンゾイル(ベピオ)
赤ニキビ・黄ニキビ
(紅色丘疹・嚢胞ニキビ)
・アダパレン(ディフェリンゲル)
・塩化ベンゾイル(エピデュオ)
・クリンダマイシン(ダラシン)
・ゼビアックス(オゼノキサシン)
・アクアチムクリーム(ナジフロキサシン)
ニキビ跡
(瘢痕)
・トラネキサム酸(トランサミン)
・ユベラ
・シナール

市販薬よりも効果が期待できる

市販薬よりも効果が期待できる

皮膚科や美容皮膚科で処方してもらえる薬とドラッグストアなどに売っているニキビの薬の違いは成分にあります。

皮膚科や美容皮膚科のニキビの薬は市販薬と比べて強めの成分が配合されていたり、濃度が高く配合されていたりします。

また、市販薬は一般的なものですが、処方されるお薬の場合は医師が診察してくれて適切な薬を処方してくれるという違いも。

早く治したいという人やニキビの症状がひどい場合は皮膚科や美容皮膚科の薬を使うのがおすすめです。

オンラインであれば比較的時間が取れない人でも手軽

オンライン診療の場合はこのようなメリットがあります。

  • ・自宅で簡単に受診できる
    ・すぐに医療用医薬品を処方してもらえる
    ・ニキビ専門医の診察を受けられる
    ・診察料&処方箋は無料
    ・お薬は郵送ですぐ届く

毎日仕事で忙しい、土日はゆっくり休むか遊びに行きたい、そう思っている人も多いのではないでしょうか?

オンラインの診察であれば忙しくても手軽に自宅から診察を受けることができます。また、お薬も自宅まで郵送してくれるので簡単ですね。

よくある質問

Q1. オロナイン軟膏はどんな肌質の人も使ってもいい?

オロナイン軟膏に含まれている「ラウロマクロゴール」は接触皮膚炎(かぶれ)の症例が報告されています。また、オロナイン軟膏は消毒薬で肌への刺激が強いので敏感肌などの肌が弱い人は使用しない方がいいかもしれません。

Q2. 小児・乳幼児(赤ちゃん)にオロナイン軟膏を使用してもいい?

オロナイン軟膏の使用は小児・乳幼児でも可能です。特に使用について年齢の制限はありません。

Q3. オロナイン軟膏の使用期限を過ぎた場合でも使っても大丈夫?

外箱や容器に表示している使用期限を過ぎた製品は使わないようにしましょう。新しく買って使用することをおすすめします。

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