耳ニキビの原因・対策・予防法は?

耳 ニキビ 原因 サムネイル ニキビ 原因

ふと耳をさわると、ニキビができていた。もしくは、耳に痛みを感じて鏡をみたらニキビができていたという経験はありませんか?

今まで、ニキビができていなかった耳に出来るということは、何かしらの見直した方が良い点があるかもしれません。

そして耳のニキビが悪化したり、繰り返すのであれば、ちゃんとした対策をした方がいいですね。もしかしたら、ニキビ以外の他の皮膚疾患の可能性もあります。

今回は耳にできるニキビの原因と対策・予防の方法について紹介していきます。

耳にできるニキビの原因は?

疑問を持つ人

耳にできるニキビは場所によって対応策が異なります。 耳ニキビも顔などにできるニキビとメカニズムは一緒で皮脂過多や、雑菌が繁殖する環境が整ってしまうから。

では、なぜ皮脂過多や雑菌が繁殖してしまうのでしょうか。具体的な理由を深堀していきますね。

シャンプーやトリートメントのすすぎ残し

髪を何度も洗う

洗髪時にシャンプーやトリートメントをしますが、その成分がしっかり落ちていない可能性があります。特に耳は特徴的な形をしているため、シャンプーの泡などが残りやすいと言われています。耳たぶや耳の裏にニキビが出来る場合は毎日の洗髪時の見直しが必要ですよ。

また、ヘアセットの時に使うワックスやスプレーなどが耳にあたってしまっていることもあります。このような整髪剤の成分も原因になるので、キレイに落とすようにしてくださいね。

イヤホンや枕などの雑菌

雑菌

毎日の通勤や通学などの際にイヤホンを使う人も多いと思います。手軽に音楽やラジオが聞けるコンテンツはとても便利で長時間にわたり使う人もいるのではないでしょうか。

しかし、耳の中にニキビができてしまう人はそのイヤホンがニキビの原因になっている可能性があります。

なぜなら長時間のイヤホンの使用は不衛生を招きやすいからです。耳の穴が塞がることによって耳が蒸れやすい環境になり、雑菌が繁殖してしまう傾向があります。また、イヤホンを清潔にしてないと、使用する度に皮脂汚れや雑菌を耳の中に触れさせてしまっていることになります。

また、枕などが不潔な状態になってることもニキビの原因に。人は睡眠時に何回も寝返りを打つので、枕や枕カバーを清潔にすることがニキビの予防へつながるんです

ホルモンバランスの乱れ

ストレスによるホルモンバランスの乱れ

ニキビの原因に皮脂過多があるとお話しましたが、これはホルモンバランスの乱れがニキビを作ってしまうという理由が挙げられます。ホルモンバランスの乱れが、皮脂量を増やしてしまうのです。特に女性は生理周期によって常にホルモンバランスが変化するので、ニキビができやすい時期があります。

また、ストレスもホルモンバランスを乱す要因に。ストレスを適度に発散して溜め込まないようにしましょう。同じように、日頃の生活習慣の見直しも重要です。

  • ・睡眠不足
    ・血行不良
    ・暴飲暴食や偏食

このようなことに心当たりはないですか?生活習慣の乱れもホルモンバランスを乱す原因になりますよ。

耳掃除などの刺激

耳への刺激

耳かきで耳に小さな傷をつくってしまうこともニキビの原因になります。耳の皮膚に小さな傷を作ってしまうと、そこに雑菌が入ったり、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖したりします。しまう恐れがあるからです。

耳の中の皮膚にも皮脂腺があり、その皮脂汚れが傷についてしまうと、炎症を起こしてニキビになることもありますよ。

耳にできたニキビを治すための対策・予防方法にはどんなものがある?

ニキビの治し方は?

できてしまった耳ニキビはできるだけ触らないようにしましょう。気になってしまうと思いますが、触ってしまうと治りが遅くなったり、雑菌が増える可能性もあります。ニキビを悪化させたり、繰り返さないために自分でできる予防方法を紹介します。

耳の中を清潔に保つ

耳を清潔に

まずは、耳を清潔にすることが第一歩です。耳の周辺は肌の垢などがたまりやすい場所なので、お風呂やシャワーの際に汚れを残さないように清潔に洗うように心掛けてください。

あまりごしごし洗いすぎると、摩擦で肌を痛めてしまうので泡でやさしく洗いましょう。耳の裏などは、シャンプーやコンデショナー以外にも洗顔時の泡も気を付けて流します。

さらにお風呂上がりにタオルで耳についた水分を優しく拭くのもポイントです。

イヤホン ヘッドセット

また、耳につけるイヤホンも、こまめに汚れを拭くなど清潔にするケアをおすすめします。長時間つけるのを控えたり、片方ずつつけるようにして通気性を保つように注意してみてください。

そして、ニキビが出来ているのであれば、治るまでイヤホンをつけることを控えましょう。ニキビが悪化しないように、また予防できるように耳の中を清潔にする意識をしてくださいね。

耳掃除をしすぎない

耳掃除が好きな人や習慣になっている人に気を付けてほしいのが、耳掃除をしすぎないということです。

実は耳かきで頻繁に掃除することで耳の中の皮膚を傷つけてしまっている可能性があるからです。耳かき以外でも、かゆいからといって指や爪を突っ込んでひっかいてしまうのも良くありません。

おすすめは綿棒などの柔らかい素材で優しく耳掃除をすることです。お風呂上がりに耳掃除をしたり、綿棒を少しだけ湿らすと掃除しやすいですよ。

耳かきだと耳の中に傷をつけてしまう恐れがありますが、綿棒ならやわらかく毎回清潔なものを使えますね。頻繁に掃除をするのではなく、適度な期間をおくのも大切ですよ。

生活習慣の改善

基本的な生活習慣を改善することは、ニキビの予防になります。日常の生活習慣でニキビをつくらないためのポイントを3つまとめました。

  • 1. 睡眠
    2. 食事
    3. 運動

睡眠

よく眠るということはストレス軽減の効果があります。しかし、長時間寝れば良いという事ではなく、「質の良い睡眠」を自分に合った時間だけとるというのが大切です。

食事

バランスの良い食事を心掛ける。お肉や魚、野菜や果物など適量を組み合わせます。特に油っぽい食事は避け、スナック・甘いお菓子なども摂りすぎないようにしてください。

運動

激しい運動

ヨガやウォーキングなどの有酸素運動を行いましょう。軽い運動は副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる効果があります。ストレス解消のために、自分の好きなことやリラックスできる時間を持つことも大切です。このように生活習慣を整えることで、ホルモンバランスも整い、ニキビの原因を作らないようにしましょう。

もしかしたらニキビじゃない可能性も!?

ニキビと思っていたものが、違う皮膚疾患の場合もあります。大きく分けて3つ紹介します。

粉瘤(アテローム)

粉瘤(アテローム)とは、耳のうしろ、顔、首、背中などにできやすい傾向がある良性の腫瘍です。見た目は少し盛り上がった数ミリから数センチのしこりがあり、毛穴の中央に黒色の点があります。

粉瘤はニオイや大きさに特徴があります。ニキビのニオイは気になりませんが、粉瘤は老廃物の悪臭がする場合があります。ニキビは大きくても数ミリほどですが、粉瘤は徐々に大きくなっていきます。また、黒い点があっても、皮脂が詰まって酸化することによって見えるニキビの場合があるので自己判断は控えましょう。

いぼ(尋常性ユウゼイ)

いぼとは、皮膚の一部が盛り上がっている小さなできもののことをいいます。原因はヒトパピローマウイルスというウィルスが肌の小さな傷から感染し、いぼを作ります。

健康な皮膚には感染しづらいとされていますが、乾燥や傷など肌のバリア機能が正常に働いてないと感染してしまいます。尋常性ユウゼイは最も一般的なタイプのいぼです。見た目の特徴を以下にまとめましたので参考にしてみてください。

  • ・表面はざらっとして硬い突起がある
    ・肘、顔、指、首など
    ・色は灰色、黄色、茶色など
    ・大きさは数ミリ~1センチ程度
    ・傷つけると出血することもある
    形は円形もしくは不規則なものもある

いぼ(尋常性ユウゼイ)は痛みなどはなく、自覚症状はほとんどありません。ウィルスが原因のいぼに触れた手で別の部位を触ると、そこに新しくいぼができてしまうこともあるので注意してください。

また、紫外線や加齢が原因ということもあります。放置すると拡大することもあるので、自分で切ったりせずに皮膚科を受診して治療を受けましょう。

ほくろ

ほくろは、メラニン細胞が変化した母斑細胞が集ったもので、薄い茶色から黒色のものが多いです。ほくろは生まれつきのものもありますが、成長過程や大人になってからできることもあります

もちろん耳にできるほくろもあります。肌に色素として現れるものから、表面が隆起したものなどいろいろなものがあり、大きさも人それぞれですが、基本的に5ミリ以下の場合が多いです。

今まで何もなかったところにほくろができると驚く人もいるでしょう。大体はそのまま異変もなく肌に定着しますが、ほくろが徐々に大きくなってきているのであれば、メラノーマ(皮膚がんの一種)の場合があるので、早めに皮膚科にみてもらいましょう。

耳のニキビがなかなか治らない場合は皮膚科の受診がおすすめ!

皮膚科の受診がおすすめ

耳たぶや耳の周り・裏、耳の中にニキビができたら、ニキビを悪化させないように気をつけて経過を観察してみてください。

ニキビがなかなか治らなかったり、痛みがひどくなるような異変を感じたら早めに皮膚科の受診をしましょう。粉瘤(アテローム)やいぼなどの場合は外科的な処置が必要になる可能性もあるので医師に相談したほうが良いです。

皮膚科はニキビや皮膚疾患についての治療のプロフェッショナルなので、適切な診断と薬で治療してくれます。

自分では確認できない耳の中は耳鼻科で確認してもらうのも良いでしょう。見えないからこそ自分でニキビだと決めつけるのは控えるべきですよ。

皮膚科や耳鼻科を受診すると、状況によってニキビの原因のアクネ菌の抗生物質や皮膚のバリア機能を高める保湿剤なども処方してもらえます。

耳ニキビができてしまうと、自分自身で違和感や不快感をもってしまう人が多いです。

今回紹介した耳のニキビ対策を実践して、繰り返さないように気を付けてくださいね。そして、何か異変があれば医療機関を受診しましょう。

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